学校長挨拶


  平成29年10月 
校長 井手 伊澄 
   今月28日(土)には、本校のグランドで交通安全教室「スケアード・ストレイト」を実施します。スケアード・ストレイトとは、スタントマンを使った疑似交通事故を見ることで、交通事故の怖さと交通安全の重要性をより深く認識しようというものです。このたび小山地区では小山・小中地域協力会の主催で、南大沢警察署の協力で実現したものです。

 ここ近年で小山中の生徒数も小山小と小山中央小の児童数も爆発的に増加しています。かねてより登下校時の児童・生徒の歩行の安全については小山地域の問題のひとつになっていて、学校では小学校でも中学校でも指導を繰り返してきました。しかしながら本校には「中学生が歩道を広がって歩いていて困る。」「ぶつかっても何も言わないで言ってしまった。」などのお叱りの電話を頂いています。子どもも大人も、自転車も歩行者も、お互いに安全に気持ちよく通行するために、地域の方々やPTAの協力でポスター掲示や朝の見守り等を実施してきました。
 その運動のひとつとして、今回の交通安全教室「スケアード・ストレイト」が実現したわけです。土曜日ということでいろいろご予定もおありでしょうが、ぜひ本校のグランドに足をお運び頂き、この交通安全教室をご体験ください。小山地区を通行する歩行者も車も自転車も、みんながマナーを守り、お互いに気持ちよく過ごせる地域作りが実現しますように尽力したいと思います。
 
   
  平成29年7月  
校長 井手 伊澄
   本校の3年生は、入学当初から「投稿チャレンジ」という活動を続けています。これは生徒が普段考えていることや感じたことなどを新聞の投書欄に投稿して、思考力・表現力・発信力などを高めることを目的としています。先日下のような投書が新聞に掲載されました。
 学級の中で「短所を長所に変える」という活動をしたときのものですが、自分の短所も他の人から長所として見ればかなりポジティブになれるというものでした。例えば「積極的でない」という短所も班のみんなは「周りがよく見られる」「気配りができる」などと長所としてみてくれた、あるいは「マイペースすぎる」という短所もグループの人は「周りに流されない」「心にゆとりがある」と長所を挙げてくれた、などです。生徒はうれしかった、前向きになれた、プラスに考えることは大切だなどと締めくくっています。

 そう言えば今村前復興大臣が「東北の方だったからよかった」などと発言して辞任したという話は記憶に新しいと思いますが、この発言をめぐっては被災地からの失望や怒りの声とともに、発言を逆手にとったツイートが話題になったそうです。東北の人からは「お米もお酒もお水も空気もおいしい。東北に生まれて本当によかった。」という書き込みが、また旅行者からは「東北はすてきなところがいっぱい。東北の人々は本当に優しくていい人ばかり。東北はよかった!」などという書き込みが多くあったとのことです。

 発想の転換って大切ですね。クラスや部活動、人間関係などでいやなことがあっても、「これは自分に課せられた試練。乗り越えることで大きくなれる。」と見方を変えて自分を鼓舞することも大切かもしれません。そして最後は「小山でよかった。」と思ってもらいたいと強く願います。 
   
  平成29年4月  
校長 井手 伊澄 
   新入生245名を迎え、総生徒数760名で平成29年度のスタートを切りました。昨年度は様々な箇所にメスを入れ改革・改善を図ってきましたが、逆にデメリットが大きかった部分は元に戻すなど、よく精査しながら学校経営を進めていこうと思っています。今年度の大きな変化の一つは、異動による教職員の交代が多かったことです。小山中だより4月号や号外でご紹介していきますが、新メンバーを加えて生徒も教職員も新しい気持ちで全力でがんばりますので今年度もよろしくお願い申し上げます。
 さて今年度の最初の日である4月6日には、まだ新入生が入学する前の新2・3年生に、始業式で次のようなお話をしました。1年生はこのお話を聞いていないのでここに紹介します。
 <前略>
 ここで改めて、新しい気持ちで1年間がんばるぞという決意を胸に秘めてもらいたくて、2つ、お話しします。
 ひとつは、昨年度1年間かけて様々な見直しと改革を行ってきましたが、さらに今年度も少しずつできるところは変えていこうと思っています。具体的には直接皆さんに関わることは少ないので、ここでお話しすることは避けますが、皆さんが学習しやすいような取り組みを先生方全員で知恵を絞って考えていこうと思っています。
 大きなところでは、昨年度は1学期の中間テストをなくしました。ところが大きな成果として残らなかっただけではなく、逆にデメリットがあった面もあり、今年度は1学期の中間テストは復活させました。運動部活動に所属する生徒諸君にとっては、大会期間と試験期間が重なり大変かもしれませんが、計画的に学習を進めてください。試験に対しても試合に対しても、どちらも全力で向かう生徒になって欲しいと思います。
 部活動の再登校は極力なくして学校で待機してもらうようにしますが、昨年度はせっかく待機にしても待機中に顧問の先生の指示に従えなくて指導を受ける部活がありました。そんなことなら待機はなくして再登校してもらいますよ。せっかく君たちのために改革したのにルールを守れないのなら、再登校、つまり逆戻りになってしまいます。
 多摩境通りの歩道の歩き方はどうですか? マナーを守れていますか? PTAの方々が中心となり地域ぐるみで皆さんの登下校の安全を考えてくださっています。にもかかわらず数人で広がって歩いたり、大きな声で不適切な言葉を発したり、していませんか?
今年度も引き続きマナー向上委員会を開催し、地域の人と協議していく予定です。歩行中のマナーについては今後も注意しながら登下校してくださいね。
<後略>
 暖かい風が吹き、いよいよ春めいてきました。気分が何となくうきうきしてきますが、気持ちを引き締めないと大きな事故につながります。気をつけて学校生活を送って欲しいものです。 
   
   平成29年1月  
校長 井手 伊澄
   平成29年が明けました。みなさま、明けましておめでとうございます。正月恒例の箱根駅伝では青山学院大学が3連覇を成し遂げました。私の出身校である中央大学は、予選会で敗れたため参加できませんでした。連続出場記録を更新できず、来年からはまたぜひがんばって出場、シード権獲得、優勝と、記録を伸ばして欲しいものです。優勝した青山学院大学の原晋監督は、選手をその気にさせる指導に長けているとよく報道されています。我々学校の教員も、生徒にやる気を出させる指導法をどんどん勉強して、実践していかなくてはならないなと感じていました。

 学校は3学期に入り、3年生は卒業後の進路決定を目指してまっしぐらという感じです。3年の職員も出願・入試・手続きと続く書類作成に追われています。同時に新入生の受け入れ準備も進めていかなくてはなりません。以前この話を生徒にしたときに「大変なのは私たちだけじゃないんだね。」と感心されたことを覚えています。今年の3年生も夢に向かってあと少し、希望が叶うよう努力を続けて欲しいものです。
 そんな3年生に、毎年面接練習をしています。特に推薦受験をする生徒には「推薦」の意味をお話しするのですが、中にはよくわかっていない生徒もいます。推薦とは、「誰が、誰を、誰に」推薦するのですか? と聞くと、多くの生徒はきちんと答えられますが、中には「面接と作文だけで合格できれば楽でいいや…。」などと考える生徒もいて、そういう生徒はやはりきちんと答えられません。次のような話をしています。 
   推薦とは、小山中の校長が、君たち受験生を、相手の高等学校の校長先生に、「この生徒は大丈夫ですよ。しっかり生活も勉強もできます。間違いなく保証できる人物ですので、どうぞ入学させてください。」というかたちで推薦するものです。言わば先方の校長先生との約束なのです。にもかかわらず君たちが入学してからルールや時間を守らず、勝手な行動をとって先生方から指導を受けるようなことがあるとどうなるか。「なんだ、小山中の校長が人物を保証するって言うから入学させたのに、これじゃ嘘つきだ。もう小山中からの推薦は信用しないことにしよう。」ということになり、来年、再来年の受験生、つまり小山中の後輩たちに大きく影響してくるのです。卒業するまでの3年間をしっかりやるという約束ができないなら、推薦することはできません。 
   この話を聞いて大丈夫です、しっかりやりますと約束できた生徒に対してだけ推薦受験を認めています。もちろん中学校3年間のしっかりした生活が認められた上での話ですが、ある意味、一般受験より厳しい条件であると言っても過言ではありません。楽に入学できる制度ではありません。推薦制度で合格したら、どうか後に続く小山中の後輩たちのためにも、推薦された生徒としてそれに値する学校生活を送って欲しいものです。 
   
  平成28年10月 
校長 井手 伊澄 
   金木犀の香る中、本格的な秋の訪れを感じる毎日です。学校では直後に控えた合唱コンクールに向けて、生徒たちの熱のこもった練習が続いています。中でも3年生は今年から秋の実施になった修学旅行を終え、時間のない中でもよく練習して完成を迎えようとしています。
 今年の夏は多くの台風が日本列島を襲いました。被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。一日も早い復興をお祈りしています。その台風のうちのひとつが小山中学校の修学旅行を襲いました。旅行1日目、台風16号の影響で秋雨前線が刺激され、訪れていた奈良方面は大雨に見舞われました。奈良公園内の興福寺の国宝館が暴風雨のため閉館になり、大仏殿だけの見学になってしまいました。法隆寺でも大仏殿でも大雨の中で濡れながらの見学になりました。バスの中ではエアコンを暖房にして頂いたり、宿舎のほうでは到着時に全員に1人1枚のタオルを提供して頂きました。大変ありがたいことでした。おかげさまで体調を壊す生徒がほとんどいなく、2日目の京都市内班行動や3日目のタクシー行動ともにほぼ順調に予定通り実施することが出来ました。

 さて話は遡りますが、7月24日には境川クリ−ンアップが行われました。夏休みに入った直後の日曜日だったので小山中生も多くの参加があるかなと思っていたのですが、部活動その他でなかなか都合がつかず、参加できなかった生徒が多かったようです。 私が現地で会えたのは小山FCに所属する本校の男子生徒数名でした。私と藤塚副校長が参加したのですが、私はジャブジャブ川の中まで入ってゴミを拾いました。普段なかなか地域行事に参加できない身なので、このときとばかりがんばりました。川の水は冷たく、この日のような暑い日には心地よいくらいでした。また機会を見つけて、地域行事にはなるべく参加したいと思っています。 
   
  平成28年7月  
校長 井手 伊澄
   自宅から府中駅までは毎朝自転車で通勤します。電車の線路下のスペースにある市営の3階建ての駐輪場に自転車を駐めるのですが、5月のある朝、床面に「頭上注意」の張り紙がありました。上を見ると鉄骨の天井にツバメが巣を作り、その糞が利用者の頭を直撃するための注意書きでした。下を通るたびに雛がピーピーかわいい声を出していたので、「攻撃」を受けないように気をつけながら、ツバメたちを観察することを毎日楽しみにしていました。

 6月のある朝ふと上を見上げて巣の様子を見ると、雛たちがずいぶんと大きくなっていることに気がつきました。もうかわいい声で鳴くこともなく、巣立ちの日を待ているかのように体の半分以上を巣の外側に出していました。「ああ、もうすぐこの子たちは巣立っていくのだろうな」と思いながら日々通勤していました。

 その日は突然やってきました。巣にはツバメたちの姿はなく、ただ残された巣だけが寂しく残されていました。「巣立つ日を楽しみにしていたにもかかわらず、この寂しさは何なのだろう。」主たちのいなくなった巣をただ呆然と眺めていました。

 「立つ鳥跡を濁さず」と言います。高所にあるので覗くことはできませんが、おそらく巣立ったあとの巣の中は比較的きれいになっていることでしょう。小山中の子どもたちもいつか巣立つときが来るけれど、おそらくきれいに「跡を濁さず」巣立っていくことだろうな。もう落下物に注意する必要のなくなった頭の中で、そんなことを考えていました。 
   
  平成28年4月  
校長 井手 伊澄 
   平成28年度がスタートしました。1年生260名も7日に入学式を終え、毎日元気に登校しています。2年生は8クラスが7クラスになり、ひとクラス36〜37人で今までより教室が狭く感じられていることでしょう。3年生は275名と3つの学年の中で一番の大所帯です。体も大きくなり、成長が大きく見て取れるようになりました。最後の1年間、充実した中学校生活を送って欲しいと思います。

 総生徒数792名で新年度をスタートしました。学力・体力の向上、生徒指導の充実、組織改善・意識改革の推進、登下校時を含めた生徒の安心・安全を守るための地域に開かれた学校作りと、課題は山積していますが、ひとつひとつコツコツと成果が上がる取り組みを実践していきたいと思います。今年度もよろしくお願いいたします。

 さて短かったこの春休み、おもしろいアプリを紹介され、自分のスマホにインストールしました。自分の漢字の力を診断してくれるもので、「読み問題」「書き問題」「総合漢字力」「クイズ」などの分野に分かれていて、同音異義語や四字熟語なども勉強できるようになっています。出題された問題に対して、スマホの画面に指で漢字や読み仮名を書くと採点してくれるというものです。難しいレベルの問題だと、なかなか満点を取ることはできません。中には「あ、ここまで出かかっているのに出てこない〜」と悔しい思いをする問題もあります。たとえば私の場合、「○盗罪」(せっとうざい)の「せっ」の部分の漢字がなかなか出てこなくて悔しい思いをしました。答えを見れば「ああ、そうだった」と思うのですが案外書けないものだなと反省してしまいます。電子機器の利用が増え、漢字を書く機会が減ったからでしょうか、情けなく感じるときもありました。ちょっと時間のあるときにトライしてみていますが、目や頭が疲れる時もあるのであまり長時間は続きません。漢字を書く機会が減った方は、トライしてみてはいかがでしょうか。 
   
   平成28年1月  
校長 井手 伊澄
   平成28年が明けました。あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。学校便りは毎月発行いたしますが、このホームページには2〜3ヶ月に一度の割合で、裏話や校長のコラムなどを発信していきたいと思っています。

 年が明け、3学期に入りました。生徒たちは昨年と変わらず元気に登校してきています。3年生にとってはあと3ヶ月で卒業です。しかしその前に、自分自身の進路を切り拓くという大きな作業が待っています。誰もが初めての体験。緊張しない人はいないでしょう。その作業の一環として、どの学校でも行われているのが「面接練習」です。受験する進路先に面接試験があるなしにかかわらず、本校では校長・副校長・主幹教諭が分担して、3年生全員にこの面接練習を実施しています。緊張しながらもこの練習を体験することで、自分自身の進路選択や進路先への志望動機などを確認していきます。

 この面接練習の中で、私が必ず質問させて頂いているもののうち「おうちの中で何か決まったお手伝いなどはありますか?」というものがあります。多くの生徒が「お風呂掃除」「洗濯物の取り込み」「犬の散歩」などを挙げます。続いて私が「それをやるとおうちの方はなんとおっしゃいますか?」と聞くと、多くの生徒が「ありがとうって言ってくれます。」と答えます。しかしごくまれに(1割程度でしょうか)「何も言ってくれません。」とか「当たり前なので、逆にやらないと叱られます。」という返事が返ってくることもあります。

 もちろんご家庭内のルールで、しつけの一環としてお手伝いを命じておられることだろうとは思います。ご家庭の方針に口を挟むわけではありませんが、たとえ当然のことであっても、「いつもありがとう。助かるよ。」という一言で、どれほど心が温かくなることでしょうか。子どもは無言でムスっとしているかもしれませんが、それは照れているのであって、おうちでの暖かい言葉が何よりも子どもたちの安心感・自己肯定感を高めてくれるものになります。

 たとえ「やって当然」のことであっても、まだ15才です。学校でも家庭の中でも自分の役割を実践していくことで自己肯定感が高まっていきます。少しのこと、小さなことでも毎日の積み重ねは大きな財産になります。ぜひ暖かい言葉をかけてあげてください。 
   
  平成27年10月  
校長 井手 伊澄 
   暑かった夏も終わり、秋がやってきました。スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋などと言われますが、皆様にとってなどんな秋ですか? 読書については始業式の話や学校便りでもよく触れているので、今回はスポーツについて。

 小山中に赴任してから専門でもあるサッカー部のお手伝いをさせて頂くことが増えました。具体的にはレフリー(一応3級審判員です!)をやらせて頂くことが多いのですが、5月のある日、試合中に起こった不思議な出来事について記します。
H中学校とT中学校の試合の主審を務めました。後半のこり1分くらいのところでゴール前で倒れている選手を見つけたので、ボールが中央付近に移動したところで笛を吹いて試合を止めました。負傷者をコートの外に出して復帰する際の指示を与え、試合を再開しました。こういうときは、「ドロップボール」と言う方法で試合を再開します。これは主審が手に持ったボールを地面に落とし、ボールが地面に触れた瞬間から再開となります。こういう場面の時は、通常はJリーグや国際試合等でよく見るように、負傷者を出したチームが相手に敬意を表してボールを返してあげる(プレゼントする)ことが通例になっていて、このときもよく理解できている選手がそれを実行しました。ところがその他の選手がそれをよく理解できていなかったようで、返してあげたボールだとわからずにある選手がそのボールをドリブルしてゴールまで決めてしまいました。守備側の選手は一瞬何がおきたのかわからずボーッとしていましたが直後にタイムアップ。選手は狐につままれた状況でした。主審としては、何のルール違反もない訳なので得点を認め試合を終了させましたが、よく理解できていなかったようなので選手に解説を行いました。
 要するに「ルールとマナーの違い」なのです。この場面ではルール違反(いわゆるファウル)はおきていません。従って主審が笛を吹いて裁く場面ではないのです。問題はドロップボールという再開方法を知らなかったり、厚意で返してあげたという行為を理解していなかったりという、いわゆる「勉強不足」から生じた出来事でした。私がこのあと本部で両チームの監督を呼んでお願いしたことは「選手にもっとルールとマナーについて勉強させてください」ということでした。

 様々なことやいろいろな場面をより多く生徒に経験させることは大切なことだな〜と改めて感じた出来事でした。 
   
   平成27年7月  
校長 井手 伊澄
 今年度が始まって3ヶ月が経ちました。1学期の行事が着々と終わっていきます。その中でも3年生の修学旅行と、全校での体育大会という大きな行事について、ちょっとした裏話を書きたいと思います。

 3年生の修学旅行では、ほぼ全員が意識を高くもって班行動を終えたことは、学校便りや保護者会等でお知らせしたところです。2日目の京都市内班行動中ではこんなことがありました。私はすべての班がホテルを出発した後、ホテルから直接清水寺へ徒歩で向かいました。途中、三十三間堂の前を通ったのですが、私に気がついた小山中生徒が手を振ってくれました。私も手を振って応え、清水へ向かいました。その後、清水寺でチェックを受けていた班のメンバーと少し話をしました。
私 「さっき、三十三間堂のところにうちの子がいたよ。」
班員「えっ? うちの子って、校長先生の子供が来てるんですか?」
私 「うちの子って、小山中生のことだよ。校長先生にしてみれば小山中の子はみんなうちの子みたいなもんだよ。」
班員「へ〜、そっかー。校長先生、『愛』ですね!」
 私はなんと返事をしていいやらわからず笑顔を返し、次の目的地に向かいました。数分後、また同じ班員達に道で会ったら、その班員達から「おとうさん!」と声をかけられました。

 体育大会は6月6日に開催しました。当日未明までの雨の影響で、開始時刻を2時間遅らせてのスタートとしました。このとき、体育大会実行委員長の木村先生は朝6時のグランドの状況を見て、「これは無理だ。」と思ったそうです。ところがその後出勤した副校長に「ばっちりですね。」と言われ、「何がばっちりなんだろう?」と不思議に思ったとのエピソードがありました。副校長は時間を遅らせればできると判断したようです。その後係の生徒や先生方の努力でグランドはみるみる回復し、日が出て風も吹いたことで絶好のコンディションになりました。あとはご参観の皆様のご存じの通り、全校生徒の集中力とすばらしい動きが功を奏し、最後は「50分の遅れ」までに回復できたということです。さらに特筆すべきことは、卒業生達が後片付けを手伝ってくれたことです。先生達と談笑しながらテントをたたみ、いすを運び、手際よく動いてくれました。こういう小山中独特の文化を大切にしたいなと思いました。体育大会には多くの人の力が働いたおかげで大成功を収めたと思っています。ありがとうございました。

 

   平成27年4月  
校長 井手 伊澄
    はじめまして。このたび第2代校長として、小山中学校に着任いたしました井手伊澄と申します。立川二中で教員生活をスタートさせたのが昭和57年。その後多摩市に19年いて、昭島市、国立市と渡りこのたび町田市にお世話になることになりました。校長としては5年目、2校目となります。
 学校だより4月号にも書きましたが、小山中の第一印象は「きれいな新しい校舎」2番目が「落ち着いた生徒たち」3番目が「エネルギッシュな先生たち」です。新しい環境に一日も早く慣れ、小山中学校の学校経営に邁進して参りたいと思っています。微力ではありますが、地域・保護者の皆様のお力をお借りして一歩一歩前進していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
 

 小山中学校の教育目標を改めて掲載します。
                   すすんで学び、創造性のある生徒   ( 創 造 )
                   豊かな心をもち、思いやりのある生徒 ( 敬 愛 )
                   心身ともに健康で、意志の強い生徒   ( 健 康 )

 3年生が高校受験の面接で、自分の中学校の教育目標を聞かれて答えられずに困ったという話を聞いたことがあります。受験に関係なく、自分の学校の教育目標は言えるようにしておくとよいでしょう。括弧の中の創造・敬愛・健康だけでも覚えておいてほしいものです。そして目標達成のために全力でがんばっていきましょう。